両家の顔合わせと食事会
近年、増えてきているのが結納代わりの顔合わせの食事会だけを行うスタイルです。
食事会といっても、結納品を交換する結納に近い形式のものから、顔合わせのみを重視して食事だけをするものまで、そのスタイルは様々です。この場合は特に決まったしきたりは無いため、本人たちが積極的にリードして食事会の企画を行いましょう。
顔合わせの食事会の流れ
男性の父親や結婚をする本人たちが進行役を務めます。
挨拶
集まってもらった目的を含めた簡単な挨拶を行います。
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両家紹介
それぞれが自己紹介するか、新郎新婦本人たちが「父親の~です」というように紹介を行います。
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記念品の披露
指輪や時計などの婚約記念品があれば披露します。
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記念写真
食前にとってしまうと、アルコールが入って顔が赤くなってしまったり、お化粧が崩れたりします。
ぜひ食事の前に記念写真を撮っておくようにしましょう。
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乾杯 & 食事
乾杯の挨拶を新郎もしくは新郎の父親が行います。
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終わりの挨拶
本人たちもしくは新郎の父親が挨拶の締めの挨拶を述べて終わります。
挨拶の文例
挨拶は簡潔に、あまりくだけすぎないように述べましょう。
しかし、顔合わせの食事会に決められた挨拶などはなく、本人たちが思うことを本人たちなりに伝えることが大切です。
ここでは挨拶の例文を掲載しています。
始まりの挨拶
「
本日はお忙しい中、わたしたちのために集まっていただき、ありがとうございます。
私○○と、○○さんの結婚のご報告をしたく、このような集まりを開かせていただきました。
両家の親睦の場になればと思っております。
」
乾杯の挨拶
「本日はどうかゆっくりと美味しい食事を楽しんでください。」
「本日は両家の親睦を深めながら、美味しい食事を楽しんでいただきたいと思います。」など
終わりの挨拶
「本日は両家が親交を深めることができ、大変嬉しく思います。
私たちはこれから共に歩んでいくことを約束しました。これからは結婚式や新しい生活への準備などでご相談させていただくことが多くなるかと思います。
まだ未熟者の2人ですのでご迷惑かけることもあるかと思いますが、これからもご指導のほどよろしくお願いいたします。」
顔合わせの食事会にふさわしい場所は?
ホテル、レストラン、料亭などカジュアルすぎず、ある程度の格式あるお店で行うようにしましょう。
結納を兼ねた食事会であることをお店側に伝え、こうした食事会を行っているかどうかの確認を事前に行うようにします。
もし行っているようであれば、一般的な段取りや流れを把握しているため食事会もスムーズに進行することができます。
食事会の費用は?
食事会の費用は両家で折半するケースが多いようです。
新郎側が出したり、新婦側が出したりしますが、新郎新婦2人で負担するというカップルもいます。
食事会の前に2人で話し合い、事前に費用を誰が負担するのかを両親に伝えるようにしましょう。
また、当日は手土産を持参するのかどうかも伝えておくとトラブルがありません。
両家の食事会にふさわしい服装
カジュアルなレストランで食事を楽しむものであったり、厳かな料亭で行われるかしこまったものであったり、顔合わせの食事会といってもそのスタイルは様々です。
大切なイベントですので、「結婚の挨拶」と同様、その場にふさわしい服装を心掛けてください。
※結婚の報告「好印象を与える服装」を参考にしてください。
カジュアルな雰囲気で行われる場合、男性はシャツスタイルが良いでしょう。
スーツではなくともシャツを取り入れたり、ジャケットに無地のTシャツなど、少しカッチリめのカジュアル普段着で参加して問題ありません。
女性の場合、素材に高級感のあるブラウスやシャツスタイル、ワンピースなど、ふんわりとした清潔感のある服装がいいでしょう。
厳かな雰囲気で行われる場合、男性はスーツが無難です。ダークスーツに落ち着いた色のネクタイを選びます。
女性もワンピースやセットアップなどを選びましょう。
あまり若々しすぎる格好や派手な服装を避け、落ち着いた雰囲気の装いで参加します。