1週間前は仕上げと共有の期間
結婚式の1週間前は、手配を大きく変えるよりも、すでに決めた内容を当日迷わず実行できる形に整えることが大切です。確認の中心は、会場との最終共有、持ち物、支払い、家族や受付係への連絡です。
不安だからといって新しい演出や手作りアイテムを増やすと、睡眠や体調管理の時間が削られます。直前にやることは「増やす」より「そろえる」と考えると、落ち着いて進めやすくなります。
この時期に大切なのは、ふたりだけが分かっている情報を周囲へ渡すことです。会場担当者、親族代表、受付係、余興担当、二次会幹事など、当日ふたりの代わりに動いてくれる人が同じ情報を持っていれば、直前の不安は大きく減らせます。
今日最初に確認するのは会場の締切
最終案内、契約書、直近の見積書を手元に置き、下の4項目の期限と完了状況を会場担当者に確認します。案内の「○日前」だけを書き写さず、ふたりの挙式日から数えた具体的な日付と時刻を回答してもらうと、認識の違いに気づけます。
| 確認する項目 | 担当者に聞くこと | 手元に残すもの |
|---|---|---|
| 料理・飲物の人数 | 人数を減らせる期限、期限後の費用、当日の提供数を変えられるか | 確定人数、変更の受付日時、費用の回答 |
| 席次・席札・引出物 | 印刷や発注を止められるか、追加・修正の費用、完成済み品の受取り方法 | 修正版の名簿・席次、変更できない品の一覧 |
| 見積額・残金の支払い | 前払いの期限、入金確認が必要な日時、残金の精算方法 | 最新見積書、入金の控え、会場の確認返信 |
| 荷物・音源・映像の搬入 | 持込み・発送の受付日と受取担当者、再生確認の期限 | 搬入リスト、受取り・再生確認の結果 |
「7日前」と「7営業日前」は別に確認
営業日は、その会場がどの日を数えるかによって日付が変わります。土日を一律に除いて自分で決めず、「私たちの式では何月何日の何時までですか」と聞きましょう。メールを送れば受付完了なのか、担当者の確認が必要なのかも確認します。期限が過ぎていても、返金と当日の配置変更は別なので、必要な連絡はその日のうちに行います。
公式案内でも期限はそろっていない
ホテルオークラ京都のFAQは、提示された見積額を披露宴の10日前までに支払い、残金は請求書到着後1週間以内に支払う案内です。アカガネリゾート京都東山1925のFAQは、残りの費用の振込みを挙式1週間前までとしています。また同会場の料飲キャンセル料は14営業日前から50%、7営業日前の正午から100%という案内です。
これらは各会場の公式FAQを2026年10月5日に確認した例で、ほかの会場や全費用へ適用する基準ではありません。自分たちの契約・プランの条件を確認し、未入金や締切超過が分かった場合は、先延ばしにせず会場へ対応を相談してください。期限の出典と公式FAQはこちらです。
1週間前から前日までの確認表
以下は残りの作業を配分する例です。提出・変更・入金の期限を示す表ではありません。会場の期限が早い作業や、すでに遅れている作業は優先し、決まった内容から家族や受付係へ共有します。
| 時期 | 確認すること | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 7日前 | 進行表と集合時間を照合し、提出・支払いの完了状況を確認する | 親族・受付・余興担当への共有漏れ |
| 5日前 | 持ち物、衣装小物、美容関係の予約を確認する | インナー、アクセサリー、現金、封筒 |
| 3日前 | 当日の連絡先と移動手段を整理する | タクシー手配、遠方ゲストの到着時間 |
| 前日 | 荷物をまとめ、睡眠と食事を優先する | 夜更かし、飲みすぎ、忘れ物の再確認不足 |
持ち物の不足や印刷物の修正は、気づいた時点で対応します。前日には、充電や当日使う品の収納など直前でしかできない作業を残し、結婚式前日の確認リストと連絡文例で仕上げましょう。
会場との最終確認は書面で残す
進行表、披露宴の開始時間、受付開始時間、支払いのタイミング、持ち込み品の搬入方法は、口頭だけでなくメールや資料で確認できる状態にしておきます。
特に、親族紹介、挙式リハーサル、写真撮影、送賓の流れは当日の移動が多く、思い込みがあると慌てやすい部分です。わからない点は「当日誰に聞けばよいか」まで確認しておくと安心です。
| 確認項目 | 具体的に見ること |
|---|---|
| 進行表 | 受付、挙式、披露宴、写真撮影、送賓の時間と移動 |
| 持ち込み品 | 搬入日時、置き場所、誰が開封・設置するか |
| 音源・映像 | 提出期限、再生形式、予備データの扱い |
| 支払い | 振込期限、当日精算の有無、追加費用の発生条件 |
| 当日連絡 | 新郎新婦が出られない時間帯の窓口 |
持ち物は用途ごとに分ける
持ち物は、ふたりが使うもの、会場へ渡すもの、受付や親族へ預けるものに分けます。ひとつのバッグにまとめすぎると、当日必要なものを探す時間が増えます。
- ふたり用: ハンカチ、予備のストッキング、常備薬、スマートフォン充電器
- 会場へ渡すもの: 席札、BGM、ウェルカムグッズ、手紙、謝辞原稿
- 受付・親族へ預けるもの: お車代、心付け、ゲスト対応メモ、緊急連絡先
1週間前の段階では、荷物を完全に詰め切る必要はありません。まずは「足りないものに気づける状態」にすることが目的です。衣装小物、インナー、靴、アクセサリー、親への手紙、謝辞原稿、受付グッズなど、買い足しや印刷が必要なものを早めに洗い出しましょう。
ゲスト変更は費用と当日の対応を分けて確認
1週間前は、急な欠席や遅刻、子どもの同伴変更などが出ることもあります。連絡を受けたら、席次、料理、引出物、席札、送迎、宿泊のどこに影響するかを会場へ確認します。
| 変更内容 | 確認すること |
|---|---|
| 欠席 | 料理・飲物や引出物の減額可否と、当日の提供・席・印刷物の変更可否を分けて確認 |
| 遅刻 | 受付後の案内、挙式途中入場、披露宴からの参加方法 |
| 子ども同伴 | 椅子、子ども料理、ベビーカー置き場、授乳室 |
| 交通変更 | 送迎バス、タクシー、駐車場、宿泊先への連絡 |
欠席連絡にはまず受け取ったことを返信し、会場への変更連絡を続けます。料理の減額ができなくても、空席の配置や受付名簿は調整できる場合があります。引出物も、発注取消しと完成した品の受取りは別に確認しましょう。
- 欠席・遅刻する人の氏名、卓名、参加区分を確かめる。個別料理、送迎、宿泊を手配していたかも見る。
- 会場へ変更を伝え、「費用は変わるか」と「当日の料理・席・引出物はどうするか」をそれぞれ聞く。
- 会場の回答を受けて、名簿・席次・料理の割当て・受付メモを同じ内容に更新する。版の日付を付け、会場と受付担当へ最新版を渡す。
- 返信で更新内容の受取りを確認し、ゲストには必要な案内だけを返す。体調不良などの詳細を名簿へ書き込む必要はない。
会場への変更連絡例
「○月○日の披露宴、○卓の○○様1名が欠席です。料理・飲物と引出物の費用変更の可否、当日の席と料理の扱い、完成済み引出物の受取り方法を教えてください。確認後に席次と受付名簿を更新しますので、会場で使う版も合わせてご確認ください。」
個別料理を伴う変更は、食物アレルギー情報をゲストと会場で確認する手順も参照し、どの人にどの料理を出すかを再照合します。
お金まわりは封筒と名前で管理する
お車代、心付け、立替分の精算など現金を扱う場合は、封筒ごとに渡す相手の名前と金額を書いたメモを付けます。誰がいつ渡すかまで決めておくと、当日の混乱を減らせます。
会場への支払いが残っている場合は、まず現在の期限と入金確認の方法を確認します。カード利用可否や振込上限の変更にかかる時間は金融機関等で異なるため、1週間あれば間に合うとは考えず、会場と利用先へ早めに相談してください。変更条件の確認項目は結婚式場の契約チェックでも確認できます。
現金を用意する場合は、新札や封筒の準備に時間がかかることがあります。銀行へ行ける日、封筒に書く名前、誰へ預けるかを早めに決めておくと、前日に慌てずに済みます。遠方ゲストへのお車代は、受付で渡すのか、親族から渡すのかも決めておきましょう。
親族・受付・余興担当へ共有する
当日の進行は、ふたりだけが把握していても回りません。親族代表、受付係、スピーチや余興をお願いしている人には、集合時間、控室、担当内容、困ったときの連絡先を簡潔に共有します。
長い資料を送るより、相手が必要な部分だけを抜き出して伝えるほうが親切です。受付係には、ゲスト名簿、遅刻者への対応、預かり物の扱いを確認しておきましょう。
| 相手 | 共有する内容 |
|---|---|
| 親族代表 | 集合時間、控室、親族紹介、写真撮影、困ったときの窓口 |
| 受付係 | 集合時間、受付開始、名簿、お車代、預かり物の渡し先 |
| 余興・スピーチ担当 | 出番の目安、音源や原稿、会場スタッフへの確認方法 |
| 二次会幹事 | 披露宴終了予定、移動方法、荷物、会費や受付の扱い |
共有するときは、相手に関係のない情報まで送らないほうが親切です。受付係には受付に必要なこと、親族代表には親族の移動に必要なことというように、役割ごとに情報を絞ると確認漏れが減ります。
美容の予約と休む時間を確認する
予約済みのネイル、ヘアカラー、シェービングなどは、日時、施術内容、衣装やヘアメイクとの連絡事項を確認します。直前に初めての施術や強いケアを追加する判断は急がず、肌の状態や注意事項を施術先へ相談してください。肌や体調に異変がある場合は、準備を続ける前に必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
持ち物の印刷や買い足しは日中に分担し、夜に作業を詰め込みすぎないようにします。普段の食事や生活リズムを大きく変えず、当日まで休む時間を確保しておきましょう。
当日の連絡先を一枚にまとめる
スマートフォンに情報を入れていても、充電切れや通知の見落としが起こることがあります。会場担当者、親族代表、受付係、二次会幹事、交通手配先を一枚にまとめ、紙でも持っておくと安心です。
連絡先メモは、ふたりだけでなく親族代表にも渡しておきます。ゲストからの急な連絡をすべて新郎新婦が受けると、準備や撮影に集中できなくなるため、受け皿を分けておきましょう。
連絡先メモに入れる項目
- 会場代表電話と担当者名
- 親族代表、受付係、二次会幹事の連絡先
- タクシー、送迎バス、宿泊先など移動に関わる連絡先
- ゲストから遅刻・欠席連絡が来たときの対応窓口
直前に増やさないほうがよいこと
1週間前になると、SNSや写真を見て「もっと何かしたい」と感じることがあります。しかし、直前の追加は準備時間だけでなく、会場確認、搬入、費用、当日の進行にも影響します。
- 新しい手作りアイテムを大量に作る
- 進行に影響するサプライズを急に追加する
- 席次や演出を感情だけで大きく変える
- 美容やダイエットを急に強める
- 当日の担当者を増やしすぎる
追加したいことがある場合は、「当日に本当に必要か」「誰の負担が増えるか」「会場確認が必要か」を見て判断します。迷うものは、結婚式後の写真やメッセージで補う方法もあります。
前日は確認より休むことを優先する
前日にすべてを完璧にしようとすると、睡眠時間が削られ、当日の表情や集中力に影響します。前日は荷物を玄関近くにまとめ、必要な確認だけを短時間で済ませましょう。
どうしても不安が残る場合は、夜遅くまで調べ続けるより、会場へ確認する質問をメモしておきます。当日はスタッフや家族に任せられることも多いため、ふたりが元気に過ごせる状態を最優先にしましょう。
1週間前に準備を分散しておくほど、前日は休む時間を作れます。前日にやるべきことは、荷物の最終確認、軽い食事、入浴、睡眠の準備に絞り、細かな不安は結婚式前日の過ごし方に沿って整理しましょう。