正式結納の場合
正式結納は基本的に仲人夫妻が両家の間を往復して、結納品を届けるものです。
本来、仲人は縁談から結婚式までの期間を通して両家の間を取り持ち、話をまとめる人のことを指しました。現在では、結納や挙式の当日だけの「頼まれ仲人」というスタイルに変わってきています。
正式結納の流れ
ここでは正式結納の流れについて説明します。
仲人が男性宅を訪問。
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仲人が口上を述べた後、男性側は仲人へ結納品の品々を渡す。
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仲人は退席する。
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仲人はそのまま女性宅を訪問し、口上を述べ、男性側から預かった結納の品々を渡す。
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女性側は仲人に受書を渡す。
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女性側の結納品の品々を仲人に渡し仲人は退席する。
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仲人は再度男性宅を訪問。
仲人は口上を述べ、女性側の受書と結納品を渡す。男性側はそれを受けた後、受書を渡す。
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男性側は祝い膳で仲人をもてなし、その後、仲人は女性宅へ受書を届けるために退出する。
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女性宅では仲人を迎え、受書を受け取った後、酒肴で仲人をねぎらう。
仲人への謝礼
仲人への謝礼には、「お車代」、「御礼」などがあり、場合によっては「酒肴代」として別途渡す必要があります。
「お車代」は、最も便利な交通機関を利用した場合に要する交通費、それに手間賃程度を追加して包みます。
男性宅と女性宅をそれぞれ訪問するため、男性側と女性側の両方から渡すのがマナー。
「御礼」の金額は地域によって様々です。