電報の送り方
電報とは、電信施設に依頼して自分のメッセージを台紙に添付して相手に送ってくれるサービスのことです。結婚のお祝いの気持ちを込めた電報は祝電といいます。
お祝いの席に招待されたものの出席できない場合、祝福の気持ちを伝えるために用いられます。
ここでは電報の送り方や文例についてご紹介します。
祝電を送る
祝電とは、主に家族や友人、恋人などに向けたお祝いのメッセージを電報を用いて伝えることをいいます。
結婚式で利用する場合は、招待されたものの先約や急用によって出席することができない場合に電報を用いてお祝いの気持ちを伝えることが多いようです。
電報の種類は実に様々です。
例えば、有名なキャラクターのぬいぐるみと一緒に電報を送る「ぬいぐるみ電報」。
ハート型の風船やキャラクターの風船に電報を添えて送る「バルーン電報」。
自分の声を録音して電報に添える「音声付電報」や、豪華な花束に電報を添える「フラワー電報」。
他にも有名なデザイナーによってデザインされた電報やメロディが流れ出す電報など、豊富な種類の中から自分らしい一つを選ぶことができます。
金額はどの種類の電報を利用して送るかによって異なりますが、一般的にメッセージの文字数と台紙料金となり、オプションを追加した場合はそのオプションにかかる料金がプラスされます。
祝電の送り方
・インターネットから申し込む場合
パソコンで電報を送ることができます。
NTT東日本またはNTT西日本が展開している「D-mail」にアクセスし、会員登録をしましょう。
クレジットカードでの支払いか、自分が使用している電話料金と一緒に支払うこともできます
・固定電話から申し込む場合
使用している電話料金と一緒に電報代を支払いたい場合は局番無しの「115」に掛けましょう。
クレジットカードで支払いたい場合は「0120-759560」に掛けます。(国内のみ対応)
受付時間は午前8時~午後10時までです。
・携帯電話から申し込む場合
携帯電話料金と一緒に電報代を支払いたい場合は局番無しの「115」に掛けます。
ただし、1ヶ月の電報の利用が6通を超えた場合、6通目以降はクレジットカードによる支払いとなります。携帯電話料金ではなくクレジットカードで支払いたい場合は「0120-759560」に掛けます。
受付時間は午前8時~午後10時までです。
また、携帯サイトからの申し込みも可能です。
ただし携帯電話料金と一緒に電報料を支払いたい場合は事前にマイボックスへの登録が必要となります。
電報の文例
電報の文は自分で考えることも、既に用意されているものを利用することもできます。
NTTでは様々なシチュエーション別に対応した文例を用意しています。
文例
・新郎新婦へ
「ご結婚おめでとうございます。新生活の門出を、心からお喜びいたします。」
「レモンのようにフレッシュで、ビールのようにコクがあり、ジュースのように甘い家庭を、二人で仲良くつくってください。末ながくお幸せに。」
「人生最良の日を迎えられ、本当におめでとうございます。この日の感激を胸に、明るいご家庭をおつくりください。」
・新郎新婦のご両親へ
「長い間慈しみ育まれたお嬢様の晴れの日を迎えられ、どんなにか、お喜びのことと思います。心よりお祝い申しあげます。」
「ご子息様のご結婚を、心よりお喜び申しあげます。 末ながいお幸せと、ますますのご発展をお祈りしております。」
電報の文章を自分で考える
上記のように、例文があるものは結婚式に出席しているとよく耳にすることがあります。
そのため、自分の個性を出したい!という方はオリジナルの文章を電報で送ってもいいでしょう。
受け取る側も、自分たちだけのために考えられたメッセージを送ってもらえるのはとても嬉しいものです。
電報の文章を自分で考える場合には、心の底からのお祝いの気持ちを込めたり、ユーモアのある文にしてみたりとオリジナリティを出すようにしましょう。
また、新郎新婦の趣味や好きなもの、仕事などに関連した文章で会場を沸かせてみてもいいかもしれません。
ただし、自分で文章を考える際に注意したいのが「忌み言葉」です。
忌み言葉とは不吉な出来事を連想させるような言葉のことをいいますが、「切れる」「別れる」「離れる」「戻る」「戻す」など別れを連想させる言葉、
「重ね重ね」「たびたび」「しばしば」など再婚を連想させるような言葉の使用は避けるようにしましょう。
また、面白さを狙って品のない単語や文章を使用することも控えましょう。
披露宴会場には友人だけでなく、新郎新婦を一生懸命育てたご両親や親族の方々がいることを念頭におき、礼儀ある電報を送るように心がける必要があります。