中部地方の結納

豪華な結納品が特徴的な中部地方の結納は関西式で行われます。
ここでは中部地方の結納のしきたりや特徴についてご紹介します。

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中部地方の結納のしきたり・特徴

中部地方(新潟県、山梨県、富山県、長野県、静岡県、石川県、岐阜県、福井県、愛知県)結納品は7品目から9品目が多くなっていますが、5品目や8品目の場合もあります。
結納は関西式が主流です。

主な結納品
新潟県は目録、長熨斗、末広、御帯料、鮮魚料、 鰹節、寿留女、子正婦、友白髪、家内喜多留。
山梨県は目録、長熨斗、末広、金宝包、勝男節、寿留女、子生婦、友白髪、家内喜多留。
富山県は目録、長熨斗、末広、御結納金、御酒肴料、御化粧料、指輪、寿留女、友志良賀、子生婦、樽酒など。
長野県は目録、長熨斗、末広、御帯料、勝男節、結美和、寿留女、子生婦、友白髪、家内喜多留。
静岡県は目録、長熨斗、末広、御帯料、寿留女、子生婦、友志良賀、家内喜多留料。
石川県は目録、熨斗、酒、寿留女、子生婦、末広、優美和、など。
岐阜県は茂久録、熨斗、寿恵広、帯地料、結美和、寿留女、子産婦、友白髪、家内喜多留料。
福井県は目録、熨斗、末広、御帯料、勝男節、寿留女、子生婦、友志良賀、家内喜多留、優美和、福地。
愛知県は目録、熨斗、末広、小袖料、寿留女、子生婦、志良賀、家内喜多留料、指輪。

中部地方の結納金は30万から50万、100万が多くなっていますが、20万や70万の場合もあります。
結納の前の大安や友引に「決め酒(きめざけ)」という前祝いが行われることもありますが、近年は現象の傾向にあります。
石川県や福井県では結納品に着物服地が加えられることがありますが、現在では洋服を贈るのが一般的です。
名古屋市では鯛や樽、宝船など華やかな呉服細工が贈られます。

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