前日までに準備を終えておく
当日の朝にご祝儀袋を書いたり、服装を合わせたりすると、交通遅延や忘れ物に対応しにくくなります。ご祝儀、袱紗、招待状、会場までの経路、服装、小物、靴、充電済みのスマートフォンは前日までにそろえておきましょう。
遠方から向かう場合は、乗り換え、タクシー乗り場、宿泊先から会場までの移動時間も確認します。雨の日は替えのストッキング、靴を拭くハンカチ、髪型を整える小物があると安心です。持ち物を細かく確認したい場合は結婚式に持って行く物も見ておきましょう。
このページは招待されたゲスト向けです。新郎新婦が受付係・主賓・遠方ゲストへ何を送るか調べている場合は、結婚式前日の連絡内容と相手別文例で確認できます。
当日は受付時間の少し前に到着する
結婚式当日は、招待状に書かれた受付開始時間を基準に行動します。受付が始まる少し前に会場へ着くと、クローク、身だしなみ、受付を落ち着いて済ませられます。
早すぎる到着は会場準備の妨げになることがあります。ホテルや専門式場ならロビーで待てますが、レストランや小規模会場では待機場所が限られることもあるため、早く着きすぎないよう調整しましょう。
受付開始より大幅に早く着いた場合は、会場の入口付近で長く立ち止まらず、ロビーや近くのカフェなどで時間を調整します。新郎新婦の控室や親族控室へ自分から訪ねるのは避け、案内された場所で待つのが基本です。
当日の流れを把握しておく
会場によって順番は異なりますが、一般的には到着、クローク、受付、挙式、披露宴、送賓の流れで進みます。どこで何をするかを知っておくと、周囲に合わせて動きやすくなります。
| 到着 | 受付時間と会場名を確認し、まずクロークや控室の場所を見ます。スマホの通知音は早めに切っておきます。 |
|---|---|
| 受付 | お祝いの言葉を伝え、ご祝儀を渡し、芳名帳やゲストカードに記入します。会費制なら案内された金額を支払います。 |
| 挙式 | 静かに着席し、撮影可否や起立・着席の案内に従います。私語や大きな物音に注意します。 |
| 披露宴 | 席次表を見て着席し、乾杯やスピーチ中は食事や会話を控えめにします。詳しい振る舞いは披露宴中のマナーも確認しましょう。 |
| 送賓 | 新郎新婦と両家へ短くお祝いを伝え、長く引き止めないようにします。忘れ物や引き出物を確認して退場します。 |
受付では短く丁寧に伝える
受付では「本日はおめでとうございます」と伝え、ご祝儀を袱紗から出して相手が読める向きで渡します。受付係は新郎新婦の友人や親族が担当していることが多いため、長話はせず、後ろの人が進めるようにしましょう。
ご祝儀袋の中袋、金額、住所、名前は前日までに確認します。会費制の場合は、ご祝儀袋ではなく会費を支払う形式が多いため、招待状の案内に従います。
| 場面 | よい対応 | 避けたい対応 |
|---|---|---|
| 受付でご祝儀を渡す | 袱紗から出し、表書きが相手に見える向きで渡す | バッグから裸のまま出す、受付前で封を確認する |
| 会費制の支払い | 案内どおりの金額をすぐ出せるよう準備する | その場で両替をお願いする、会費とご祝儀を混同する |
| 芳名帳やカード記入 | 読みやすい字で住所・氏名を書く | 後ろの人を待たせて長くメッセージを書く |
挙式中は音と動きに注意する
挙式中は、スマホの通知音、カメラのシャッター音、バッグの音に注意します。撮影が許可されていても、通路に出る、立ち上がって視界をふさぐ、フラッシュを使うといった行動は避けましょう。
小さな子どもが泣いた場合や体調が悪くなった場合は、無理に席に残らず、近くのスタッフに声をかけて静かに退出します。戻るときも進行の区切りを見て動くと安心です。
披露宴では進行を妨げない
披露宴中は、スピーチ、乾杯、映像演出、手紙、余興など進行に合わせて行動します。料理が出ていても、スピーチ中は手を止めて話に耳を傾けると丁寧です。
席を立つ場合は、歓談中や料理の合間を選びます。高砂へ写真を撮りに行くときも、司会の案内や会場スタッフの動きを見て、進行の邪魔にならないタイミングにしましょう。
同じテーブルに初対面の人がいる場合は、着席時に軽くあいさつし、料理や進行をきっかけに自然に会話します。新郎新婦の過去の恋愛、仕事の愚痴、家族事情など、周囲が反応に困る話題は避けます。披露宴中の細かい振る舞いは披露宴中のマナーも確認しておくと安心です。
写真とSNSは新郎新婦の意向を優先する
写真撮影は、会場のルールと新郎新婦の意向に従います。挙式中は撮影禁止の会場もあり、披露宴でも演出によっては撮影を控える場面があります。
SNSへ投稿する場合は、新郎新婦や他のゲストの顔、子ども、会場名、日付が分かる写真に注意します。許可なく投稿するより、本人に確認してからにすると安心です。迷う写真は自分だけで楽しむほうが無難です。
親族や他のゲストへのあいさつ
新郎新婦の親族と話す機会があれば、「本日はおめでとうございます」と短くお祝いを伝えます。無理に長く話す必要はありませんが、友人として招かれている場合でも、親族への配慮があると印象がよくなります。
同じテーブルのゲストには、着席時に軽くあいさつします。初対面でも、料理や進行を妨げない程度に会話できると、場の雰囲気が和らぎます。
遅刻しそうなときの対応
遅刻しそうな場合は、新郎新婦へ直接何度も連絡するより、招待状に書かれた会場連絡先や、事前に聞いている受付担当者へ連絡します。式直前の新郎新婦は連絡を確認できないことが多いためです。
到着後は、スタッフの案内に従って入場します。挙式中やスピーチ中に無理に席へ入ると目立つため、区切りまで待つこともあります。遅れた理由を会場内で長々と説明せず、落ち着いて行動しましょう。
交通機関の遅延が分かった時点で、到着見込み時間も合わせて伝えます。会場に着いたら、受付が終わっている場合でも自分で席を探して入らず、スタッフに名前を伝えて案内を待ちます。ご祝儀を渡せなかった場合は、スタッフの指示に従い、後日新郎新婦へ確認しても構いません。
途中退席が必要な場合
やむを得ず途中退席する場合は、できれば事前に新郎新婦へ伝えておきます。当日は司会進行や料理提供の妨げにならないタイミングで、スタッフに声をかけて静かに退席します。
送賓前に帰る場合でも、近くの親族や友人に大きくあいさつして回る必要はありません。後日、改めてお祝いとお礼を伝えると丁寧です。
体調が悪くなった場合は、我慢して最後まで座り続けるより、スタッフに声をかけて休める場所を確認します。飲酒をすすめられても無理に応じる必要はありません。車で来ている人、妊娠中の人、薬を飲んでいる人など、事情がある場合は「今日は控えています」と短く伝えれば十分です。
帰宅後のお礼も忘れない
結婚式が終わったら、当日中か翌日を目安に、新郎新婦へ短くお祝いとお礼を伝えると丁寧です。長文である必要はなく、「素敵な式に招いてくれてありがとう」「ふたりらしい温かい時間でした」のように、具体的な感想を添えると気持ちが伝わります。
写真を送る場合は、選別せず大量に送るより、表情がよいものを数枚に絞ると受け取る側も見やすくなります。SNSに載せたい写真がある場合は、公開範囲を含めて本人に確認してからにしましょう。
よくある失敗
当日の失敗で多いのは、受付時間ではなく挙式開始時間に合わせて到着してしまう、ご祝儀を袱紗から出す向きに迷う、スマホの音を切り忘れる、写真撮影に夢中になって進行を妨げることです。
当日は完璧に振る舞うより、案内をよく聞き、周囲と進行に合わせて動くことが大切です。分からないことは自己判断で動かず、会場スタッフに確認しましょう。